それはある日突然に。

〜これは、ジャニーズとは無縁の生活を送っていた女子高生がある日突然手越祐也さんに堕ちたお話である。〜

高校生になって半年ほどたった頃。私はあれほど憧れていたJKライフとはかけ離れた勉強に追われる日々を送っていた。


だが運命の出会いはあまりにも突然やってきたのだ。(大袈裟)

そう、あれはあるテスト期間中の出来事だった。

どういった経緯でそこに辿り着いたのかはもう覚えていないが、某動画サイトで「KちゃんNEWS 手越祐也まとめ」というラジオ音源と巡り合った。

しかし、私の中での手越祐也はイッテQの影響で、細いのにドヤ顔ですぐ脱ぐ人という勝手なイメージが強くどちらかと言うと苦手な部類の人で、(笑うところ)
普段だったら絶対見ないであろう動画だった。

だが、楽しくない高校生活にテスト期間中というダブルパンチで心身ともに疲れきっていた私にそんな事はもはや関係ない。
昔から生粋のラジオっ子だったのも加わり、とりあえず気分転換程度に聞いてみたが最後。


ここからは皆さんのご想像通り。見事にジャニーズという底なしの沼にズブズブとハマっていくのである。


手越祐也という人間は私の想像を遥かに超え、最高に魅力的で面白かった。


その日以降は、ひたすら情報収集の毎日。(※まだテスト期間中です。)

苦手だったイッテQの手越祐也もゲラゲラ笑いながら見るほどのハマり具合である。(数日間で手越くんの回は全制覇)

しかし、この時の私は「まだ、まだ、ハマってなんかないわ、まさか手越祐也なんかに」なんて思ってたんだからこれまた面白い。

この変貌ぶりには家族も友達もビックリである。クリスマスプレゼントにDVDを買ってくれと言い出した時には母親に本気で心配されたくらいだ。

そして私は順調に(?)ジャニヲタへの道を歩んで行く。

DVDを手に入れ、FCにも入った。アルバムも買った。初めて自分でチケットを取って地元の公演にも入った。CDも買った。

毎日が新鮮で楽しかった。

こうしてジャニーズに洗脳されてしまった女子高生がまたひとり密かに誕生したのだ。


私はもう後戻り出来ない世界の扉を開いてしまったのである。